作詞・作曲:新田紘三
今回のCDの中で僕的に最も力が入った曲だったと思う一曲。一番新しい(?)と言うこともあり 多少は曲としても練られてるのではないでしょうか(自画自賛)。 この曲は最初プリプロがあがって来たときには、はっきりいてあんまり良いとは思えませんでした。 最初から持ってたイメージとかなりかけ離れていたのがその原因だったんですが(アレンジの変更をお願いしたくらい)、 聴いているうちにどんどんはまっていって、今では一番好きな曲かもしれません。 また、ボーカルも色々経緯がありまして、今回歌っていただいた坂口さんに決定するまで5、6人変えました。 そのアレンジの変更のこともあり、ドラムのレコーディングが遅れたり色んな人に迷惑をかけた一曲でもあります。 僕的に二番以降のサビで出てくるストリングスと木管が絡んでくるフレーズが大好きです。カラオケ版をお聴きいただ ければはっきり聞こえると思います。全体的に盛り上がりには欠けるアレンジになってます(アレンジャーがそういって ました)が、生の楽器が入ったことにより結構流れは良くなったような気がします。ちょっとボーカルは一身上の 都合で潰し気味です。そこは好みが分かれるかもしれませんが、どうでしょう?ちなみにリバーブはChildと同じ例の Lexicon PCM70です。あまりかけてませんが(^^;)。 |
カインの末裔
街路樹もだまりこくった灰色の街で
星屑の瞬く夜に
叶わぬ夢をひとつみつけた
天に続く螺旋の階段をみつめる
死んだ瞳いつまで
醜さみているの?
ひとはいつになれば解り合えるのかな
ずっと何もいえずひとりでいるのかな
「ちぎれかけの糸はもうつながらないよね」
さみしげな白い吐息が生まれては消えていく
ひとかけら勇気と優しさがあれば
恐れることないから
さあ、瞳を醒ましてよ
きみはいつになれば解ってくれるかな
こんな僕だって待ち続けてるのに
街を見おろしてる聖母なんかじゃなく
カインになるほうがずっと楽だから
ひどい雨の中を僕はどこへいくの?
いつも見つけるのは君の幻だけ
ひとはいつになれば素直になれるかな
全部戯事(うそ)だったと、笑っていえるかな